足は体を支える土台です。建物の土台に何らかの支障が出てくると、建物自体に大きな悪影響を与えるのと同じように、足に何らかの支障が出てくると、体全体に悪影響が出てきます。
足の指は、体全体を支えているのはもちろん、歩く時には地面を捉え、その地面を蹴り出します。つまり足の指は、身体や力のバランスをとる、『立つ』『歩く』といった基本的な動きを支える役割を果たしています。
ここで、手の爪を想像してみてください。もしも、深爪などで指先が痛かったら…。上手に物を掴めませんよね。それと同様に、足の爪にトラブルが起こっていると、足の指に力が入らず、上手に立つこと・歩くことができません。それどころか、力が入れにくかったり、足をつくと痛かったり…。バランスが悪くなり、転倒の危険が高まるわけです。
転倒の危険が大きくなると、自分を守るために歩く機会が減っていきます。引きこもり・閉じこもり、意欲低下などなど…。たかが足の爪と思われがちですが、介護の重度化の大きな要因のひとつになりうる、ということなのです。
フットケアの基本は、足の状態を日頃から観察・チェックしておくことです。皆さんが日々行っているであろう、まず顔色を見て、その方の具合や状態を観察をしていくのと同じように、足も意識して見ていってもらえたらと思います。足に注目すると、見えてなかった病気の早期発見にもつながることもあります。これだって立派なケアのひとつですよね。
足を大切にするということは、その人が歩んできた人生を大切にするということです。足を見ることを通して、足だけなくその方の心にも触れることができる、それがフットケアなのです。
足爪のケア
・爪をどうやって切ったらいいか分からない方
・体が硬くて、足先に手が届かない方
・握力低下や視力低下で上手に爪が切れない方
・巻き爪や肥厚爪で、爪切り自体が困難な方
巻き爪や肥厚爪など、ご自身ではお手入れしづらい爪を丁寧にケアさせていただきます。爪をケアすることにより『立つ』『歩く』といった動作が楽になり、転倒や寝たきりの予防につながります。また、正しい切り方や適切な長さについてもお伝えします。
皮膚・むくみケア
・タコ・魚の目が痛い方
・足の裏やかかとの厚くなった角質が気になる方
・ヒビ割れ・ガサガサを綺麗にしたい方
・むくみがある方
爪だけでなく、足の裏の角質が厚くなっていたり、ヒビ割れしていたり、むくみがひどかったりすると、立ちづらさ歩きづらさを感じるので、お手入れさせていただきます。タコや魚の目は、状態により痛みを和らげるケアや再発防止のアドバイスもできますので、ご相談ください。
爪切り、保湿、足浴など、どのように行えばよいのかわからず、困ってはいませんか?介護の視点で足のことを学ぶ機会はあまりないと思います。
フットケアは、単なる足のお手入れではありません。転倒予防、閉じこもり防止、介護…といった自立支援・介護予防に繋げていける手技であり、その人の生活をより豊かにできる手法だと確信しています。
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歩行を目的とした靴を
1.先がゆったりしたデザイン
2.こまめに調整が出来るマジックテープやヒモ靴
3.地面からの衝撃を直接伝えない靴底のしっかりしたもの
靴の正しい履き方
(1)『トントン』と2〜3回かかとをつき、靴のかかと部とぴったり合わせます
(2)かかとを合わせたら、ひもやマジックを足の甲を固定するようしっかり締めます
靴で起きるトラブル
爪先のキツい靴だと、足指が圧迫されて外反母趾やハンマートゥなどの原因になります